6月後半の占星術的市場の動き推察/パンデミックと星の配置振り返りも

週間金融占星術について、レイモンドメリマン(MMA)のフリーウィークリーコラムを参考にしながら、どういう星の配置がどういう予測につながるのか、勉強・研鑽の目的で書いております。

6月メジャーSQの直前に急落した米市場、日本はそれほど落ちなかったが

ダウ平均株価が、一日としては過去4番目に大きい下げ幅となった、6月11日木曜日でした。1861ポイント、6.9%もの急落です。

急落の理由としては、コロナの再蔓延の恐れと、FRB(連邦準備制度理事会)が、しばらく(年内は)金利をゼロに近いままに保つという方針を発表していたことにあると言われています。

ゼロ金利というのは、金利がこれ以上なく低いという事なので、通常は株価に対しては、株価を上げる方向に行くのがセオリーなのですが、市場はそれ以上のことを期待いたため、下落になりました。
それ以上のこととは、イールドカーブコントロールやマイナス金利です。市場は、そこに踏み込むか、それを示唆するのを期待していた。

ただ、本当の急落の原因というのは
日本のメジャーSQのための仕掛けに伴う動きだった、というのが裏理由というか、ホントのところだと、多くのトレーダーは分かっているでしょう。
人工的な上げの後の急落。
翻弄させるための。

占星術から見たコロナパンデミック振り返り

コロナウイルスが最初に報告されたのは、2019年11月17日中国の武漢にて。
このときの星の配置をメリマンが解説しています。

「そのころは、海王星が順行に戻る直前(つまり留)であり、海王星は15~16度の魚座にありました。この度数は乙女座の健康が最高にチャージされた度数”super charged degree”と反対の位置になります。
乙女座15~16度は、1965年から66年に天王星と冥王星が合流した場所であり、このパンデミックが世界の健康とおそらくは経済にも大きな影響となる可能性がある。
オーブからみると、影響がある期間は2021年の2月ごろまで続く。」

なるほど
乙女座の15~16度は乙女座的なもの(健康)が最高にチャージされた度数なんですね。勉強になる。
占星術的に各星座の15度というのは、そのサインの力が満ちる度数といわれております。(満月のように)

2020年3月20日から31日、山羊座の後半でトリプルコンジャンクションとなっていた、木星・冥王星・土星に対し、火星がぴったりコンジャンクションを形成していた期間です。
そして、このときコロナウィルスの致死性が問題となり、株式相場は暴落のピークとなっていました。
振り返っても、恐るべし、火星の絡んだクワトロコンジャンクション。

2020年3月20日のトランジットホロスコープ(東京12:00)
2020年3月20日(東京12:00)のトランジットホロスコープ図 火星が、木星・冥王星・土星に次ぎつぎとコンジャンクションしていく

次に、メリマンが予見していたのは世界の経済の再開
5月10~14日、土星、金星、木星の3惑星が同時期に逆行するというもの。
逆行イコール、再び戻る、リオープンを象徴。
まさにそのとおり経済の再開となりました。

しかしながら、それはコロナウィルスの再影響・再拡大をも示唆

終わらない影響、いつまでか?
2020年8月~2021年1月は、火星が、木星・冥王星・土星に対しハードなスクエアをかなり長い期間取り続けます。
これは、コロナの別の波が起こることがありえる。といいます。

金融市場の4・5・6月の回復について
実体経済は悪くなる一方での、株価の上昇がありました。これは「根拠なき熱狂」であり「株価バブル」です。


ニューヨーク取引所の設立ホロスコープ(1792年5月17日)の海王星に対し経過の木星ステーショナリー(留)がオーブ1度以内のスクエアを形成していたことが一つには挙げられています。
4月中旬で有効だったこの配置は、6月第2週で終了し、再び同じアスペクトになるのが2020年12月からになります。

木星と冥王星の合が指し示すもの

海王星または木星が絡むと、根拠なき熱狂を起こしますが、これが躁状態とすると、負の面への行きすぎとして、「パニックとヒステリー」も起こす、とのことです。

今年2020年、木星と冥王星のぴったり合は3回あります。
最初の木星冥王星合は4月4日でした。

過去の木星冥王星合は2007年12月だったのですが、
あのリーマンショックの始まりの前であり、2007年からサブプライムローンの貸し倒れ問題は表面化し始めていたのに、株式市場は当時としての最高値を付けていたのです。
そして、合の12月の2か月前が米株式指数の高値だったのです。

2018年がいわゆるリーマンショックの暴落だが、2017年10月ごろは高値をつけていた。出典:http://apl.morningstar.co.jp/webasp/marketevent/page/r2007.html

2020年も、2月は株価が史上最高を付けていましたよね。
それは、4月4日の木星冥王星合から見ると、2か月前ではありませんか(!)

4月4日のちょうどそのころは、3月末からにかけての株価の暴落のピーク真っ最中であり、パンデミック恐怖のピーク真っ最中であったといえます。

もしかしたら・・・金融危機の再来か?

記事を書いてるのは2020年6月13日ですが、
2回目の木星冥王星合6月30日の2週間前になります。

先週の後半にアメリカ市場の株価は暴落しました。
ヒステリーとパニックの感覚がよみがえり、復活ました。

「マーケットアナリストで金融占星術師としては、これが迫りくる別の金融危機の警告かもしれないと認識している。
とメリマンは言っています。

続けて、懸念されるのが土星の動きです。

7月1日~12月17日土星は山羊座に滞在します。
今は水瓶座で、水瓶座に入ったのは今年3月22日

コロナで株式が暴落を開始した時、土星は山羊座にいたわけです。

また同じ位置に土星が戻ってきます。
惑星が最近通過したセクター(影響力を発揮した位置)に戻ると、人間の活動が同じように繰り返されることがしばしばあります。
アストロロジャーは注目すべき点です。

日蝕、月蝕と株式市場への影響について

メリマンは次のように蝕について言及しています。

蝕自体は、株式市場へのサイクルとはあまり相関関係がありません。
コモデティ・商品市場や食品の影響はみられれます。

しかし、今回6月21日の日食、夏至は非常に特別だと言います。
色々な兆候が重なっているからです。

・三つの星同時転換期

1週間以内に3つの惑星が同時に方向転換(逆行・順行)するのはレアだと言います。
水星18日、海王星22日、金星25日に方向転換するということは、留であり、占星術的に留はその影響を強めると読みます。

5月10日~14日にも、短期間に3つの惑星が逆行することが起きましたが、そのときは経済再開でした。
今回は、ある地域におけるバックアップ(支援)を閉じることかも?

・木星冥王星合から

covid19の新しい展開があって、市場にヒステリーを引き起こすかも?
あるいは逆に、リバウンドが最初にあって、投資家を「不合理な熱狂バブルに導き、誤った自己満足の上げにいったんなるのかも?

・特に水星の逆行期間

3惑星が方向を変える、その中でも水星の逆行は要注意。6/18~7/12
経済的財政的なチャートの変化をしめすが、同時にウイルスの変異も暗示するかも。
変化の時期であり、状況は不完全であり、市場はセンシティブに不安定となる
誰も、何をすべきか、何に期待すべきか、全くわからないとき。不確実性。

・石油市場

海王星の影響がある時(6/11太陽とのスクエア、6/13の火星合、6/22逆行)、
市場全体の不明確さを強調し、個別的には原油に影響が及ぶ時期です。

・ノードの移動と通貨・為替

ノードカーディナルサインから移動すると5か月の誤差の範囲で、メジャーな通貨市場のトレンドの転換が観察されるそうです。
今回の蝕はノードが蟹座を出て行ったばかりであり、蝕というのはノードと絡みであり強調なので、特に強く出るかもしれない。
ドルの強さが、すでに最高に達したか、間もなく最高に達するかも?(ドルの凋落の始まりか?)

・ヘリオセントリックの水星

ヘリオセントリックとは太陽を中心としてみたホロスコープ図です。
6/16~27日ヘリオセントリックでの水星がいて座に入っているのですが
「この組み合わせは、金融市場としては最悪」なんだそうです
(!)
特に通貨に大きな価格変動の可能性があるとのこと。

全体的に2020年6月下旬は混迷か

さまざまな、惑星配置、動き、アスペクトありますが
全体的に、大きな混乱と不確実さ、見通しの悪さ、急な変化、突然のシフトを指し示しているようです。

トランプ大統領の誕生日は6月14日だということですが、
ソーラーリターンはすごいことになっているかも。ということは、波乱の1年、大統領が波乱なら、米国の波乱、その波は当然世界にも及びますね。

海王星の留は、スピリチュアル的な力が強まりますので
意識的無意識的な活動、瞑想、平和的な抗議には良い時期となります。

一方、海王星の負の面が強く出るなら、見るもの・聞くもの・読むものは信じることができないことを示し、真実がどこにあるか分からなくなるでしょう。
分からないということが分かってしまう・・・。

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