2020年金星逆行と相場の相関/7月の占星術的見通し

現在の市況・相場感

アメリカの雇用統計(7/2発表)では
6月分の雇用者数(非農部門)が、前月比480万人の増加で
予想をはるかに上回っていました。

米国雇用統計
yahooファイナンス 米国雇用統計-経済指標 より

完全に底を打った形で、
失業率も改善しているのですが、失業率は11%と、平時に比べれば遥かに高いです。

ウォールストリートジャーナルによると、失業率は年末まで2桁にとどまる可能性が高いとのこと。
依然、景気後退の予測は厳しいものになっています。

一方で、アメリカのコロナ感染者数は凄い数字

NHKニュースより引用

5万人?とか、凄い数字なんですけど
その割に、マーケットは底堅く、
もう、コロナでの悪いニュースには反応薄、ですね。

金星の逆行・順行と相場の反転は相関性みられた

金星の逆行は、19カ月ごとに起こり、逆行期間は6週間の間になります。
相場の反転(高値を付けるか、安値を付けて切り返すか)に、相関性があります。

今回も相関性(高値を付けたピーク)が見られます。
ただし、すべてのマーケット、商品というわけではありませんが。

金星は5/13に逆行 ~ 6/25順行開始しました

ダウで見ると、6/9にピーク、6/26に低いことが分かります。

ダウ平均の動き 日足 7/3時点

金星逆行で転換点が来るとしても
逆行開始の時か、中間か、順行のときかと3パターンありますが
今回は、中間点でのピーク転換となりました。

よく見ると、逆行・順行開始日付近でチャートがちょっとだけカクッと下げているようにも見えます。

金星連動せずはNASDAQ

6月2週目でピークアウトした指数もありますが、
まだ高値更新中の指数があり
それは、ナスダック、中国の上海指数、金や銀などです。

ナスダックは7/3現時点で過去最高を更新中

水星逆行中ですが?

水星逆行期間 6/18 ~ 7/12

水星逆行期間は、不意な動きがあったり、トレンドがない状態、テクニカルやシグナルが役に立たないということが起りがちです。

相場というよりも、政府やリーダーの方向性や行動が信頼に値しなかったり、経済報告のデータがフェイクだったり、どうとらえてい良いか疑問、というようなところに影響が見て取れるかもしれません。

金融占星術的な短期的見通し

メリマンが言うには

7/1の水星逆行の中間点から終わりまでは、水星逆行の「grinding (粉砕・挽く)」フェーズに入る。未来をどうしたいか誰もよくわからない時期。
特定のデータの重要性が欠落しているか、他の予測基準と矛盾するようなことがある。

水星に対して火星がスクエアの影響

7月第二週水星は留となって力を強め、蟹座の前半に滞在。
一方、火星は牡羊座初期度数にあります。
水星と火星がスクエアは7月いっぱい影響が続き、7/27ごろぴったりスクエア
けっこう長い影響です。

すべての意図と目的のため、このスクエアのダイナミクスはその期間を通じて持続します。
水星/火星は、クールで合理的、成熟したマインドがある時期ではありません。
それ、は突然起きることがある。
金融市場の急激な動きにもなり得る。おそらくは誰かの衝動的、軽率な言葉や行動の影響により。
「考える前に話す」ような時間帯
世界の指導者にも、一般の誰にでもあてはまります。
争い、論争を避けるためには、人を攻撃するような言葉、書き込み、行動に不注意にならないよう気を付けることです。

相場に関して

水星逆行の終わりは通常、骨の折れる作業です。摩擦、粉砕作業。

しかし、水星/火星なので、価格が急上昇することもあります。

ある”うわさ”から、真反対の”うわさ”に振れたとしたら、突然の噴火のように爆発するかも。

時期的に

7月12日~20日は要注意
水星順行後、太陽が山羊座の木星/冥王星/土星に対し真反対のオポジションになります。

このコンビネーションは、状況が明確になり始め、出てきた新しい感覚に気づき、その認識のもとに新たな決定が下されるスタートを示唆している。

相場、市場にレベル1の相関性があります。
市場が方向性を変えがちです。

ただ、これは新たな政治的指令の時期かもしれない。
経済や金融市場にも影響を与えるメッセージ性のある決定が行われる可能性があります。
「法と秩序」に関する声が非常に大きくなる。

火星が牡羊座にあること

かなり騒々しいです。
火星は牡羊座の支配星で、どちらも「行動」の原理を共有。
また「侵略」を示唆、
戦争・紛争・軍事的および政治的な対立の可能性。

選挙シーズンは、非常に厄介で戦闘的になると予測

長期に火星が牡羊座に滞在して、逆行順行もあるので
山羊座の木星/冥王星/土星に3回もタイトなスクエアを取ります。

ワクシングスクエア(※1)は、火星と木星/冥王星/土星の組み合わせで始まったより大きなサイクルの最初の4分の1です。
2020年3/20~3/31、4つの惑星が集合した時がサイクルの始まり。
コロナのパニックのピークと一致した時期でした。
最初のクォーターサイクルフェーズが近づくと、再び恐怖、ヒステリーが高まり始めます。

世界の株式市場もまた、サイクルが始まった3月にフラッシュバックする可能性があります。
特に土星も7/1~12/17に山羊座に戻ってスタンバイ中

良い面もあります。
土星が戻ってきたことは、未完成のビジネスを処理する可能性が高いということです。

スクエアはクライシス・危機を表しますが、最初のスクエア(ワクシング)と終盤の下向きのスクエア(ウェイニング)では違いがあり
ワクシングスクエアは、危機を解決して、その前の勢いを続けます。
通常、生存の危機ですが、それだけでなく
何もしないでいることに対する危機、行動の危機。

変わらないということが危険なんですね。

アプローチやその方向性を変える必要があります、以前の方向性は終了しているので。

つまるところ、紛争や不快な対立があるかもしれませんが、戦争や革命に至るまでは必要ない。今年はない。

活動宮が活性化されるので、やるべきことはやらないと、という空気か。

対立もいい方向に向かう力となってほしい。

※1 ワクシングスクエアとは、コンジャンクション(0度)から始まって、最初の90度になるときのスクエア。270度のスクエアをウェイニングスクエアという。

レイモンドメリマンの無料週刊レポートを参考に、自分の解釈を織り交ぜて書いています。金融占星術(マンデンホロスコープ)的な星の配置と、社会/経済/金融/相場の相関を勉強・考察しています。

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