優れたマーケットアナリストであり、卓越したアストロジャーであるレイモンドメリマンの無料週刊レポートをもとに週刊金融占星術の見通しを書いています。
内容はメリマンレポートに沿っていますが、自己流の意訳であり、そのままの訳ではありません。付け加えたり、削除している部分もあります。
マンデーンであり、ファイナンシャルアストロジーを知る
星の配置と、世相(政治・経済・市況)の関係を勉強する目的です。
参照 Merriman Market Analyst:https://www.mmacycles.com/
現在の市況と、星の配置の振り返り
シルバーの価格が2008年のリーマンショック以来で週間の伸びとしては最大幅の上昇となりました。金の価格が高値更新し小さい上昇でもかかわらず注目を浴びているのに対し、シルバーはその陰で、金より利益率ではしのぐ上昇をしています。
参考:フォックスニュース「銀の価格が金を凌ぐ態勢を整えている」https://www.foxbusiness.com/markets/silver-prices-poised-outshine-gold
アメリカでは、コロナ支援だった失業保険の加算の特例が7月で切れるなどの、財政支援をどうするのかの議論があった。
失業者が増える中、失業給付が切れれば家賃の支払いができなくなるなどリスクがある一方、共和党指導部は、過大な失業給付がかえって職場復帰の妨げになると主張する。
合意した内容は、給付規模は減額だが12月まで延長支給。また、家計への第二弾の給付も8月をめどに発動するという。
参考:「米共和党、1兆ドルの追加対策案 失業給付は縮小・延長へ」https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61895400U0A720C2I00000/
保守的な層は、この追加援助の持続性に不安を持ちます。国のバランスシートと民間経済への長期的なダメージが進んでいると考えます。
7/14~7/20、木星・冥王星・土星の山羊座ステリウムにオポジション(180度)となる、太陽がある期間は、貴金属の価格が数年ぶりの新高値になることと重なりました。
そして、いくつかの世界の株式指数でサイクルの高値転換点に重なり、その後多くが下落始めました。
貴金属の強さと世界の株式マーケットの小休止は、米ドルの年間ベースの安値とユーロの年間ベースの高値の支えになりました。
投資家心理の根本的な変化が再び進行中であり、これは土星が星座移動したメッセージです。
2020年7/1に土星は山羊座に戻り、再び2020年を通して影響する「強力な山羊座ステリウム(惑星集合)」の一部となっています。
土星山羊座への戻りは、土星が山羊座にあった今年3月20日までの事柄について、再訪問し、再評価し、判断の間違いを訂正し、あるいは解決する時です。
コロナ流行の再加速、再拡大に関係していますし、
追加の財政・経済刺激策、FRB(連邦準備理事会)がつくるお金の洪水、
ウィルスの経済的脅威に対処するための政府の策
― または、11月の選挙対策のため?
に関係しています。
この景気刺激支出には恐怖が伴ないます。
山羊座の冥王星は4つのDを意味し、そこを土星が再訪するからです。
4Dとは:借金、赤字、格下げ、デフォルト
また、木星が同居するので誇張されます。
金銭的財政的問題は、想像もできないほどの水準にあり、制御不能なほどに急上昇している。
あなたは不思議に思うでしょう。
アメリカ共和党の指揮の下で
ここで本当は誰が支配しているのですか?
彼らは本当にお金を管理する方法を知っていますか?
そして、アメリカはどれくらい負債を抱えることができるのでしょう?ドルの深刻な価値低下や、世界の基軸通貨としての信頼を失わずに。
アメリカの直近2週間の株式市場を見てみます。
トリプルコンジャンクションに太陽オポジットだった7/14~7/20ですが、7/13ナスダックの先物は史上最高値更新でした。7/21に再トライ。
ナスダックの現物では、7/21に史上最高値。
市場間格差があります。
他の指数では過去最高更新とはなりませんでしたが、S&Pは主要サイクルの高値を付けました。
ダウはそうではありませんでした。7/15、7/22の高値をトライしましたが、ピークは6/8で、そこがプライマリサイクル(18週サイクル)の最高点のままです。
6/8というのは、強力な月蝕6/6後の最初の取引日で、金星逆行期間の中間点から2日後でした。
これらは、遠い惑星の多くが逆行する期間の中での、市場間格差です。
(注)市場間格差が現れると、ダイバージェンスともいい、表面の強気とは裏腹に弱気を示すテクニカルサインの1つとされる。
先週末までには、これら各指数は15日移動平均線への下へのブレークのテストの動きでした。
幾つかの指標でははっきりと高値の転換ピークを付けていますが、そのほかの指標の背後にも、大きなサイクルで見た時の、ピークをつける転換点が来ていたかもしれません。
市場間格差は世界中の株式市場で観察されました。
ヨーロッパでは、コロナクラッシュ後の最高値が7/21火曜につけました。
オランダAEX、ドイツDAX、チューリッヒSMIです。
これらはその後金曜日には下落しています。
ロンドンFTSEは最高値更新にはなっていません。
アジアでは、インドNIFTYが7/22に、コロナ後高値更新しましたが
中国は7/13にピーク(プライマリーサイクルトップ)完了しました。
他のアジア市場は、新しいプライマリーサイクルを作りませんでした。
やはり、なんといってもゴールドとシルバーが大相場でした。
なにしろ、金価格は金相場がはじまって以来の、2011年9月以来の1900ドル越えですから。
この強気はどこから来ているかというと、すべては先ほど書いたように、疑わしい財政政策による米ドルの低下と、アメリカ政府の意図からです。
過度の借金は、本当に山羊座のの土星と共にある木星と冥王星の原理を反映しています。
そしてすぐに土星は再び水瓶座に移動し、来年天王星との45年周期の中でのスクエア(270度は衰退スクエア)に向かっている中、政府は金融の天才が運営しているのではないのですから。
―といっても、与党の反対派が良いというわけでもありません。
短期的な金融占星術的見通し
目先の焦点は8/4~24で、牡羊座を通過する火星が山羊座のステリウムにスクエアを取る期間で、1回目のピークだからです。
他2回も今年のうちに形成されますが、そもそも火星がステリウム合だった2020/3/20~3/31に始まっている物事のサイクルといえるのです。
ステリウム合の時から始まった、社会的、政府、経済、健康関連の事、
コロナが簡単には牽制できない見えない敵だという認識のもとに、ヒステリーのピークが起きていました。生活様式を変化させたそれは、本当か、想像か、操縦できるのか。
宇宙は気に掛けず、ジャッジもしません。
ただ人間活動のサイクルの中で起きていることを告げます。
そして、それらの同じ力が再び戻ってきたことを示唆しています。おそらく今年の終わりまで。
戻ってきたものとは3月下旬のようなものであるなら(占星術的にはそうだと示唆されるのだが)、金融市場は再び危険にさらされる可能性。大きな価格変動の影響を受ける。
今年の残りがさらに興味深いのが、火星と木星/冥王星/土星へのハードアスペクトはニューヨーク証券取引所の開設チャートにも連結している点です。
その先、8/30から10/12までの間、ニューヨーク証券取引所と現況の惑星でグランドカーディナルクロスを形成します。
米国の誕生チャート、FRB連邦準備委員会、ジェロームパウエル、ピーターナバロ、ドナルドトランプにも同様の現況配置パターンが接触します。
激動を好むなら、これでも大丈夫かもしれません。
安心と安全をご希望の場合は、ご希望にお答えすることができないかも知れません。
あなたが人間の活動サイクルと宇宙サイクルの間の相関関係を知り、これに気付いたならば、結果に影響を与え、成り行きを分ける判断を選択することができる。
軽率で衝動的な選択を避けられる。
あなたは、行動(特にその行動が他から有害反応を引き起こすかもしれないとき)を始める前によく考えて選ぶことができます。
あなた自身にも、コミュニティ、国、この星にも、危険となるような決定をする前に。
今は、だれにとっても本物で、落ち着いていて、自制心があり、ほどほどを知る時です。天才になる必要も、勇敢だと叫ぶ必要もない。
この期間は、自己管理と、財や状況を適切に管理する能力を身に着けるのに最適です。(山羊座の土星)
それが今年の残りのダイナミックな期間の大部分を成功させるコツです。
個人トレードについてもいえることです。
逆にそれら管理・規律能力がなければ損なうこととなるでしょう。
投資に関わらす、健康、リレーションシップ、ファイナンスの良い機会とすることができる時です。
説教するつもりはありません。状況をすべての人に知ってもらいたいのです。
“… as above, so below.” ・・・下にあるものは上にあるもののごとく
そして、朝の空に6000年周期のNeowise彗星が見えることを忘れないでください。メッセンジャー、美しさと天文の驚異、人類への希望。
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