メリマン・マーケット・アナリストの週刊レポートより
まずは現況のマーケットの状態と、占星術的照らし合わせの振り返り
欧州中央銀行(ECB)は、インフレにならないかぎり、ジャブジャブの金融緩和を続ける方針です。
ECB(欧州中央銀行)の、ラガルド総裁率いる政策委員会は、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の規模を1兆3500億ユーロ(約170兆円)で維持することを決定。中銀預金金利もマイナス0.5%で据え置いた。市場を落ち着かせ借り入れコストを低く保ってきた潤沢な流動性供給を継続する。
2020年9月10日ブルームバーグ
アナリストや、マーケット参加者は金融”刺激策”をまだまだ求めているようです。
一方、インフレを懸念する声も大きくなってもいます。
ただ、今のところ金利がゼロ付近で推移していても、インフレも目標とする2%を下回っています。
現在、9月に入ってからですが、世界の(特にアメリカの)株価が急に下落し始めたことがマーケットの関心ごとです。
ナスダックは、9/2を史上最高値として、12074ポイントでしたが、9/11金曜時点で10750ポイントとなり、1週間で11%下落しました。
3月のコロナショック以来の最も急激な下落に当たります。
S&Pも9/2が史上最高値、
ダウ指数は9/3の高値29199ドルは、コロナパニック以前の水準に回復していましたが、9/11金曜日27665ドルで終えています。
日経225指数や、ドイツDAX、チューリッヒSMIなどの世界株式市場も9/3にピークをつけ、下げ基調になっています。アメリカほどの低下ではありません(7%未満)
株式指数以外では、
ビットコインが低下、8/17の年間最高12489から21.4%減少。
原油が下落、先週36.13で、8/26のクラッシュ後高値より17.4%下落。
シルバーは9/8に11.1%下落
一方、大豆は金曜に急上昇、998は今年の最高値で、8/10の谷からすると15.3%上昇でした。
占星術観点からの符合性としては、
9/4を重要な反転日とメリマンは予想していたので、2日以内となり良く適合しています。
金星が山羊ステリウムに対しオポジションを取っていたのが8/25~9/4。通貨や市場のトレンド転換に対応する配置です。その期間の最後のほうにタイミングが来た感じでしょうか。満月が9/2だったのも、リンクしているようです。
これら、9月に入ってからの下落は、相場の逆転として鋭い落ち方ですが、まだヒステリー(暴落)のレベルには達していません。
しかし、9月9日から、11月13日まで火星の逆行のタイムバンドに入ります。
火星は10月19日までの逆行中に、木星・冥王星・土星とのスクエア(グランドコンジャンクションから経過した最初のスクエア)を取り、これは逆トレンドの動きです。
ちょうど、もう始まっているかもしれません。
結局のところ、火星も3/23に山羊座にいた時に起こったグランドコンジャンクションではじまった株式市場の底打ちとリンクし、最初の四半期サイクルが来ているのです。
金融占星術での短期的、長期的見通し
火星の逆行が牡羊座で行われています。
火星は牡羊座のルーラー(統治星)なので、牡羊座で順行している間(6月27〜9月9日)、金融市場と経済は驚くほど強いように見えました。
しかし、火星が牡羊座で逆行するとき、それはその強さを失っていると言われ、今までの自信は今や疑いに変わります。
2週間前のレポートでも述べたように
「火星は9月9日に逆行し、木星は9月12日に順行へ方向転換するため、すべての金融および商品市場は間もなく大きな逆転に対して脆弱になります。それでも、金星(値、金額)が、 8月25日から9月2日まで木星、冥王星、土星に対抗(180°)し、9月4日に火星とT字型(Tスクエア)を形成します。これらは地球規模の反転サインであり、現在から9月中旬までの期間全体で周期的な最高高値または安値をつけての逆転が展開する。」
悪い予報ではありません。
9/2につけた高値が、トレンド転換点で、ピークアウトしたと思われます。
下落基調へ転換。
しかし、火星が逆行するようになると、9/28から10/19までの間に、火星が最も強力なジオコスミックパターンの1つを開始し、土星、冥王星、木星の山羊座の星にスクエア(四半期周期の)になります。
「これは、政治、経済、自然のいずれにおいても、世界の問題に大きな変化をもたらす前兆です。そして、金融市場はトレンドの大きな逆転を示すことによってその変化に反応する可能性があります。長期的な見通しで説明するように、これらの逆転が続く期間と急勾配は多くの要因に依存します…」
相場だけでなくて、地球規模でのなにかが起きそうです。
9月後半から10月のはじめごろ
一般的な占星術の予測手法からしても、同じ可能性の見通しを導く他の要因があります。
例えば、ニューヨーク証券取引所の設立チャート(1792年5月17日の「ボタンウッド」チャートとして知られています)ではトランジットの、火星とスクエアの土星と冥王星が、ネイタルの土星に絡みます。
一方で、誕生時、土星には、木星/海王星合がオポジションしています。
したがって、現行の火星/土星/冥王星が、出生時の土星ー木星/海王星に絡んで、Tスクエアが2乗される影響となることを意味します。
これは、おそらく連邦準備制度理事会によって迅速なチェックが入らない場合は、別のパニックまたは金融のメルトダウンにつながる可能性がある種類の組み合わせです。
それは、荒れた政治的空気が、険悪となる物事により、だれに対しても自分に対しても、非難を振りかざすような雰囲気となる組み合わせでもあります。
結果は極端に悲惨である必要はありません。しかし、読者は、地政学的、経済的、社会的、または環境的な性質の問題が発生したときに、これらのタイプの宇宙構成が存在することがよくあることを知り、その可能性に備える必要があります。
結果が極端にひどいことになる必要性はありません。
が、しかしみなさんは、その可能性に備えたほうが良い。
地政学的、経済的、社会的、または環境的な性質の問題が発生する時、このタイプの宇宙構成(占星術的予兆)が存在することがよくあることだからです。
宇宙がこれらのイベントを引き起こすわけではありませんが、しばしばそれらと相関します。
したがって、不意を突かれて驚かされるよりも、これらの条件が展開する前に準備して事前に警告する方が良いでしょう。
火星が関与し、火星が事故を管理しています(したがって、注意が必要な理由です)が、これらの障害は事故の結果ではない可能性もあります。
それらは、忍耐力、成熟度、および自己制御の欠如によって引き起こされる可能性があります。
怒っているときは、買う時、売る時、注文する前にもう一度よく考えて。
衝動に基づいて行動したり、自分の「直感」に従って行動したりすると、今月中にコストのかかる間違いが発生する可能性があります。
このエネルギーを正しく使用するなら、最初は正しく行われなかった何かをやり直すことをお勧めします。
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