2020年8/17~21の週の金融占星術

<週刊金融占星術の記事について>
優れたマーケットアナリストであり卓越したアストロジャーであるレイモンドメリマンの無料週刊レポートをもとに週刊金融占星術の見通しを書いています。内容はメリマンレポートに沿っていますが、自己流の意訳であり、そのままの訳ではありません。付け加えたり、削除している部分もあります。
マンデーン、ファイナンシャルアストロジーを知ること、及び、星の配置と、世相(政治・経済・市況)の関係を勉強する目的で書いています。
参照 Merriman Market Analyst:https://www.mmacycles.com/

今週(8/10~8/14)の市況振り返りと、星回り

コロナ後5か月の日経225平均株価ろうそく足チャート
2020/8/14終了時点の日経平均株価チャート(日足)

8/14(金)は日本のSQでした、
チャートの通り、月曜日から金曜日まで上げていて、6/8の高値を越えました。
占星術的には、先週言っていた天王星の象意のとおり、
天王星が逆行開始(8/15)なので、レンジの上へのブレイクとなりました。
日経のほかNIFTY(インドの主要指数)がコロナ後の高値ブレイクしました。

アメリカの株式市場は、週の前半から上げましたが、金曜日はフラットな形で、取引も少なく、静かでした。
ダウとS&Pが、8/11にコロナ後高値を更新しましたが、ナスダック更新ならずでした。
しかし、ナスダックは先週8/7に、過去全期間中での最高値を更新しており、他の指標は8/11に高値なので、ベア・ダイバージェンス(弱気を示唆の・市場間格差)の形となった。
それでも、これらインデックスはどれも、高値後、それほど値下がりしませんでした。
今ちょうど、市場の切り替わり点。
ただ、まだはっきりしていません。
天王星の逆行が、現在の強気トレンドの逆転になるのか、または、クラッシュ後の最高値へのブレイクアウトに対応するのか、どちらなのか。

ヨーロッパの株式市場を見ると、下落しつつあるか、下落する準備ができているように見える。
7/14~20の山羊座惑星(木星、冥王星、土星)への太陽トリプルオポジション後、高値を取ってない。
そして、2次的高値を、先週水曜日に作ってその後落ち始めました。

一方、金と銀は、非常に劇的な動きで天王星の象意に重なるようでした。
金は8/7に、史上最高値だったのが、3取引日後8/12に急落。(2089→1874)
このパターンは2011年のゴールドの動きに似ています。
2011年8月中旬、ゴールドは最初のピークに達した後、2日で$212.50下がり、その後9/6には史上最高値へと向かいました。
ジルバ―も同様に、8/7(金)に数年来の高値29.91、次の水曜日までに急落し23.58と21%もの下落。しかしその週末には28.00にトライしています。

原油とビットコインは先週堅調な推移でしたが、ぞの前の週の高値を超えることはできませんでした。
天王星の逆行性に関連して、逆転かそれともブレイクアウトか、の前段階か。

短期の金融占星術的見通し

火星は、木星・冥王星・土星の山羊座惑星集合に対し、ワクシング・スクエア(最初の90度)のちょうど真ん中です。(8/4から8/24まで影響)

火星/冥王星の戦闘的で強力なスクエアは、アメリカの政局でいうと、民主党候補ジョーバイデンが元検察官で現在の米国上院議員カマラハリスを指名したことに重なる。
すぐに共和党は彼女を「nasty:たちの悪い」とか「mean-spirited:意地悪い」という火星/冥王星の性質をおびた非難をし始めました。
しかし、ウォールストリートはその選択にかなり満足していた。
彼女がどのくらい票の獲得になるかは未知数です。
選挙期間を通じて火星の影響が強いため、人々が彼女を愛するのか憎むのか分かりません、トランプ氏と同じように。

カマラハリス氏は1964年10月20日21:28 PMにカリフォルニア州オークランドで生まれました。
トランプのように、彼女も満月の下で生まれました。

カマラ・ハリスの出生ホロスコープ図 1964年10月20日21:28カリフォルニア州


彼女の場合、山羊座ステリウムの木星・冥王星と、火星は、今年の残りの期間、彼女の出生太陽・満月にTスクエアとなります。
トランプ大統領の場合、それら惑星は彼の出生の金星/土星の合に180°反対します。
つまり、山羊座のステリウムを組み入れると、出生チャートの重要な位置にグランドスクエアを作成します。
土星と冥王星が個人的な重要ポイントに絡むとき、どちらの星も人気を意味するものではありません。
各々が他を鋭く攻撃する対象を見出す。
トランプはバイデンよりもハリスと戦うのかも知れません。そして、「nasty」という非難はこの2人の間に繰り広げられる戦いの中では、まだマイルドなほうでしょう。

星の影響的には、各々は、他人の気に障りやすいです。
パンチを繰り出した後に、降伏する者も生き残る者もいないような。
冥王星が絡むと、終わるまで戦う。
どちらも無傷で終わらない。

また、トランプは、月の北のノースノード(ドラゴンヘッド)が出生の太陽と接触し、成功の前兆となっていることも興味深い。

同時にハリスは出生図を見ると、今彼女がノードリターンとなっており、かつネイタルアセンダントにコンジャンクトしていて、こちらも成功のサインです。

トランジットの冥王星が期間中、両者にとって痛みとダメージを与える一方、ノースノードは両者とも最終的には勝者となりうることを示している。
政治的には、ハリスを選んだことでリスクが浮かび上がるかもしれません。
占星術的に、バイデンと民主党にとっては悪い選択です。
ハリスはトランジット土星が彼女のチャート上で上昇中で、力が上昇しているサインです。
カマラハリスが、次の4年間、土星とノースノードの状態上、アメリカの大統領になるかもしれないことを排除できないでしょう。

さて、株式市場はこれにどう反応するでしょうか。
9/29から10/19まで、再び火星が山羊座ステリウムとスクエアを取ります。
今のところ、今週末の天王星のステーション(留)が新しい株式市場への高値のブレイクアウトの上昇か、または数週間にわたる深刻な下落の始まりかを、見極めることが重要です。



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