日経平均の週足チャートです。(2020/6/19終値現在)
日経平均での今週の振り返り
今週は、週足としては下髭陽線で終わっていますが、
先週の日本のSQ前に大きく下げ、
今週の月曜6/15も大きく下げた流れでしたが、
次の日火曜には、なんと1000円もの爆上げをしています。
もちろん、アメリカ発の世界のマーケットの動きがそうなっているので、それに合わせた形の日本マーケットの動きでした。
水曜~金曜までは、1000円上げの揺り戻しがあるかと思いきや、それほど下がらず2万2400~2500位をキープして終わりました。
ところがその後、金曜の夜、アメリカ市場は、高く寄り付いたかと思いきや、軟調に転換、結局はマイナス200ポイントで終わっています。
アメリカでは日本以上にボラティリティです。
アメリカが高く寄り付いたのは、中国が農産物輸入を拡大するということだったようですが、日本ではニュースは流れておらず、ほんとにそれが原因か?とも思います。
また、下げに転じたのは、アップルが米11店舗を再閉鎖したというニュースによるものです。
アリゾナ州やカリフォルニア州などでコロナの感染者数が増加しているとのことです。
短期的なアストロロジーから見た局面
金融アストロロジー(マンデン占星術)で、現在と星の動きのリンクを見てみましょう。
先週後半から1500円下げて、今週火曜日1000円上げている(日経平均)ので
これは、瞬間的ボラティリティが凄くあるほうになります。
3月のコロナショックの下げでマヒしている感がありますが、けっこうな値幅です。
これは、メリマンによると
「ヘリオセントリックの水星がいて座にあるため、猛烈な価格変動が起こりやすい」
ことがあげられるとのこと。
水星はマーケットを象意とするので影響は見逃がせない
先週のレポートにも
「ヘリオセントリックの水星が射手座にある時は相場にとって最悪」
とか言ってありました。
なぜ、ヘリオの水星射手が最悪なのか考えてみると
水星は双子座のルーラー(統治者)であるので、反対の宮である射手座にあるということは、本来のまっとうな水星の働き、「細かく調整し軽やかに変動する」ような働きにほど遠くなるからでしょう。
ヘリオというのは太陽中心から見た世界なわけで
宇宙的な意思が働く目線であり、特に射手座というのは遠い世界を表すので
輪をかけて宇宙的なわけです。
一言でいうと、ぶっ飛んでる、っていう。
ジオセントリック(普通のアストロロジー、地球目線)では
現在水星は蟹座を運行中。
ナイーブな情を大事にするような水星の働き方として、地球上の知性は動いています。
ヘリオセントリックの水星が射手座にある期間は6/16~28
その間は突発に注意か
水星逆行です
さらには、水星逆行もINしています。
水星逆行期間 6/18~7/12 (蟹座内での逆行)
水星逆行のマーケットへの出方としては
「トリック(だまし)的で、方向性が定まらない」動きになります。
そして
「コミュニケーションが頻繁にゆがむ」
「言っていること(世間で言われていること)、やっていること(行われていること)がちぐはぐ、噛み合ってない」
になりやすい等があります。
つまり
相場的には、ちょっとした情報・ニュース・発言で、急に逆方向への動きとなったり、こっちに行くのかなー、と思わせておいての方向変換(だまし)が起きやすい。
特に水星逆行の開始ごろは急落が起こりやすいとされています。
だだし、いつもそうではなくて期間の中頃にみられたりもします。
海王星の逆行もある
そうした水星逆行中に、海王星の留(順行から逆行に移る時、いったん留まったように見える状態、ステーション)となります。留は影響力を強めるとされます。
海王星逆行期間 6/22~11/28 うお座にて
海王星は、幻想・妄想・混乱の惑星なので
先ほどの水星逆行と相まって、
「何が正確な情報なのかを知ることは非常に困難」になります。
水星海王星の角度はトラインになるので悪くはありませんが
安定的に混乱さが続く?疑心暗鬼の状態のまま?疑惑が続く?
ような空気感でしょうか。
金星の順行転換もあるよ
金融的には金星は重要な星であり、金融占星術では金星逆行は重要視されるものの1つです。
金星逆行期間 5/13~6/24 双子座にて
24日から、逆行を終えて順行に移るわけで、留でもあります。
これは強力な象意であると言っています。
プライマリサイクルの安値または高値と相関する。
(オーブは10日だが通常はタイトが多い)
このように、メリマンははっきりと言っています。
プライマリーサイクルというのは
市場のサイクル論で、色々なサイクル(周期)があるのですが、18週(~30週)のサイクルのことです。
半年くらいの周期で見た、天井か底をつけると
ただ金星は株というよりも金融的な、貨幣・為替などに出やすいです。
短期の見通しまとめ
3つの惑星の方向転換が重なり、21日は夏至に偶然に日食も重なるという点から次のような表現になります。
これまで以上にトリッキーでしょう。
金融市場がいつもより奇妙であることを意味するかもしれません。
2020年は本当に奇妙です。
良いニュースと悪いニュースが互いに波を打ち消すかも。
チェンジのシグナルは「だまし」が多い。
予想をつけるのが困難。
プライマリサイクルの高値にあたると見るのが妥当でしょう。
木星冥王星の合に近づいています。(6/30)
これは「極端な対策」がなされる組み合わせであり、極端な価格変動とセットになる場合もあります。パンデミックの健康への脅威がまた一つのピークになるかもしれません。
(パンデミックでない別の脅威かもしれませんが)
自分の身は自分で守りましょう。
長期的なジオアストロロジーから
長期的な見方を大観的に書きます。
水瓶座にいる土星は牡牛座の天王星とスクエア。
これがクローズアップされてきています。
土星と冥王星の合の影響もまだ続いています。
この、土星の天王星や冥王星の絡みは経済的・社会的な問題があったときにリンクします。
2000-2002年ドットコムバブルと崩壊 | 土星牡牛と天王星水瓶のスクエア |
2001年 9.11テロ | 土星冥王星オポ |
2008-2010年 不況 「アラブの春」 | 土星天王星オポ 冥王星Tスク |
1965~1966年では、土星が天王星/冥王星の合に対してオポジションだったわけですが、いまアメリカで起こっていることはそのころにも起こっていた事。
多くの人が抗議行動を始め、国が制御不能に陥っていると考えており、リチャード・ニクソンが「法と秩序」の期待のもと選挙で選ばれた。
1966年ダウジョーンズが1000ポイントを越え、史上最高値更新した。
1週間足らず高値を付けたのち、8カ月後、26.5%の減少へのスタートを切る。
宇宙の観点から、土星は法と秩序を支配します。
それは一方で、非常に権威主義的であり、抑圧的
また一方で、非常に責任があり、目標志向である。
水瓶座に土星がある
水瓶座は、独立・自由・革命的な思想や活動を重視するしるしです。
天王星は水瓶座を支配する惑星なので、土星(権威)からのスクエアの側面では、それと衝突する傾向があります。
天王星は自由を求め、抑圧と権威主義を嫌う。
時として、抗議するだけでなく、過激で急進的な要求となる。
生命の脅威は、コロナに起因するのみではなく
内乱、人種的不平等、暴力化する抗議のほうが懸念かも?
アメリカについていえば、創始チャートで、冥王星が誕生時の位置に帰還する(プルートリターン)がやってきます。248年に1度のことです。
アメリカのネイタルチャート冥王星問題は別の機会で取り上げたいと思います。
※ この記事は、レイモンドメリマンの無料週刊レポートを参考・ベースに、自分なりの解釈と考えも交えて書いています。
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