レイモンドメリマンの無料週刊レポートを参考に、金融占星術(マンデンホロスコープ)的な星の配置と、社会経済金融相場の相関を考えていきます。
現在の市況 経済と相場について
2020年6月27日現在、
コロナウイルスは再拡大の傾向を示しています。
アメリカでは、26日(現地時間)の1日での新たな新型コロナウイルス患者が4万5000人追加されたと報じられました。
4万…!?とか何かの間違いかというような数字ですが、ペンス副大統領は「米国は大流行の苦しい時期を乗り越えた」と主張。
この日26日のダウは730ポイントもの大きな下げになっています。
アメリカだけでなく、日本も、そして北京や欧州でも感染者の再増加がみられています。
経済に関しては
IMFが世界経済の見通しを一段と引き下げ。2カ月前の時点よりも深刻なリセッション(景気後退)と景気回復の遅れを予想と発表。
さらにIMFは、日本などの株価について「実体経済と乖離(かいり)しており、割高感がある」と。
株価は高すぎ、実体と離れすぎ、とはっきり言っています。
株式相場は、コロナショック後の急速な株価上昇から頭打ちになったものの、依然高い位置でレンジ相場の様を呈しています。
ナスダックの史上最高値とゴールドの高値 金星にリンク
アメリカNASDAQ指数が、コロナ前よりも高値であり、かつ、史上最高を付けました。6月23日(火)です。
また、金(ゴールド)が約7年ぶりとなる、高値になりました。6月24日のことです。
ちょうど占星術的には
金星が6月24日から、順行に移っています(すなわち留でもあります)
金星の動きにリンクしていると言えるかもしれません。
6月(2~30日)は占星術的に強力な、ジオコスミック(地球と宇宙の配置)時間帯だったのですが、相場に対応しやすいのは、金星が第1位です。
経済以外の社会的な問題として
いろいろ起こっている時であり、星とリンクしているのも見て取れます。
アメリカでいえば、人種差別と警察への抗議、暴動、略奪。
米国ドルの時代が終わると言われている
2020年という、占星術的にも現実的にも特異な年において、ちょうど真ん中である6月。
金融占星術的に8つほどの、ジオコスミックパターンが重なっているということで、
「中長期的な相場の転換点になりやすい」星回りです。
相場といっても、いろいろあるのですが、特にアメリカのドルの下落に一致しそうです。
日本においてはあまり表立っては話題に上っていませんが、
複数の著名な経済学者が、「アメリカのドルの時代が終わりを迎えるかもしれない」と言っています。
主要な通貨に対して35%の減少を予測
「ドルは非常に、非常に急激に下落するだろう」経済学者のMark-DeCambre
世界の基軸通貨とされてきた米ドルですが、国の赤字、国内貯蓄の減少、中国の台頭、国内の分離など、通貨の弱体化の設定が整いつつあります。
7月半ばまでの占星術的イベント
6月末から7月の上旬にかけての、占星術的見どころは
木星・冥王星の合(6/30)
土星が山羊座に戻ってくることでの山羊座ステリウム(7/1~)
がまずあります。
そして水星逆行中で(7/12まで)逆行から順行に転換し
7/14から20日に、太陽が木星/冥王星(土星も)に対して真反対のオポジションの配置を取る点が挙げられます。
これらの影響が大衆行動や政治面での展開を引き起こし、経済や相場に対しても影響が及ぶでしょう。
6/30に木星冥王星ぴったりの合ですが、この日にその影響が出るというよりも、数週間にわたる影響があると見ます。
木星冥王星の合は今年3回あり、今回2回目の時点
1回目の時は4月上旬でコロナのパニックの極みであり、感染者のピークの極みでもありました。
パニックやヒステリー
木星が絡むことによって収集のつかなさ、拡大がおきます。
国や世界が制御不能のスパイラルに陥る。
しかし、それは山羊座で起きるので、実際面では制御不能になっていることはほとんどない。
単に、不合理な恐怖が増大されているだけ。
山羊座におけるそれらの星々の影響は、一方で「法と秩序」を騒がしく要求してくる。
もう一方で、これまでの秩序を取り壊し、カオスを招くような要求にもなる。
メリマンの表現によると
木星と冥王星はカオスが好きかもしれませんが、山羊座はそうではありません。これらの惑星は山羊座の家にあります。山羊座は、あなたが私の家に歓迎されていると言いますが、私の壁を塗る権利をあなたに与えません。あなたは私のルール(法律)に従うか、結果の代償を支払う必要があります。
何らかのツケが回ってくる?
太陽は公的意識
オポジションとなる時、新たな政治的指令・発令があるかも。
「法と秩序」の声が非常に大きくなるからです。
経済や金融機関にも影響を与えるような決定、あるいはメッセージが出る可能性。
コロナの第2のピークは10月から2021年2月まで
パンデミックはいつまで続くのでしょうか?
メリマンは次のような点から予測しています。
土星が山羊座にあるのは12月17日まで、伝染病はそれまで残るでしょう。
さらに次のような注意点があります。
1)山羊座での木星冥王星の合の最後が11/12に起こる。
2)火星が2020/8/4~2021/1/23まで、木星冥王星土星に対しスクエアを取り続ける
3)海王星の位置が乙女座の12-19度のちょうど反対になる。
これらの観点から、健康上の脅威となる2番目のピークは2020年10月から2021年2月までとなります。
これらを念頭に置くと、国際的な旅行禁止が引き続き有効であることは理にかなっています。
木星と射手座は長距離旅行を暗示し、土星と山羊座が制限を暗示します。
12月21日木星と土星が合になるので
旅行が制限される組み合わせとなります。
ことしの終わりごろはまだ航空会社、ホテル、旅行、観光のビジネスにとっては試練の時です。だだし、その後木星と土星はだんだん離れていくので、ピークは過ぎていきます。
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