2020年8月第1週からの金融占星術

まずは、2020年7月最終週アメリカの政治経済ニュース振り返り

アメリカ政府は、4月から6月のGDP(国内総生産)の伸び率は、年率に換算した実質で、前の3か月に比べてマイナス32.9%だったと発表、統計以来の最悪水準です。また失業率も14.7%と急増。(7/30)

トランプ大統領がツイッターで大統領選挙の延期に言及し、突然のことに世間がざわつき、NY市場に反応落もありました(7/30)

誰でも方針を間違う場合がある、しかし金融政策はいつもそう見える・・・
市場はFRBがイールドカーブ・コントロール(長短金利操作)の導入を考え始めているのではないかと見始めている。
これについては疑念の声も多い。
健全な国債の市場価格の形成を壊すことになる。世界経済がどんな代価を支払うことになるか分からない。金融不安。

 参考:Jerome Powell’s Price-Fix Is In(WSJ)
    https://www.wsj.com/articles/jerome-powells-price-fix-is-in-11595890636

7月最終週の世界の株式市場のいくつかは数週間のレンジの下限に到達、あるいは下抜けた。

市場は不確実性と自己憐憫の暗さに影響された。
ジョーバイデンの人気が高まっているのも関係している。
(市場はリーダーの変更という考えを好まない。)
トランプの姪、メアリー・トランプの本も関係あるかも?
本は、大統領の人格についてどれよりも詳細な分析があった、とメリマンは言っています。
大統領がどちらになったとしても、未来に対し、潜在的に不安がある。
なので、株式市場は再び弱さが現れ、もがき始めているのでしょう。

誰もが心配しています。
この国のこと、世界、リーダーシップ、経済、コロナのこと。
そして、私たちが「正しい方向」に進んでいると信じている人は少なくなっています。
それは「山羊座」の反映です。

土星が山羊座に逆行して戻ってきた、そしてステリウム(惑星集合)を形成中。7/1~12/19
山羊座は現実的で、自己統制的、将来への心配、十分に検討された計画でない限りポジティブに評価できない、という特技があります。
見通しが整うなら、山に登ることができて、努力する興奮と達成感を経験することができる。

市場の話に戻すと
ドルの通貨価値が急に下落しました。
ドルインデックス、5月以来の最低水準である92.5に下落。
ドルはFRBの考え、政府が印刷してたくさんのお金を継続的に使う、という考えが好きではありません。
金融市場に介入、工作し、自由貿易の「効率的な市場原理」を破壊するから。
しかし、それを好むものもある?
金と銀、ドル以外の通貨。

先週の政治経済環境が”シュール”(現実を超越している)と思うなら、Goldに表れています。金が最高値突破しました。
金は集団心理の表れ、山羊座ステリウムは喉の奥の奥まで、どんどん深く入り込むようです。

考えてみてください、今年が占星術的にいかに特別な年かを。
2020年12月冬至の後、太陽と木星と土星が山羊座(伝統、過去、古い時代のしるし)を去り、水瓶座(未来のしるし、宇宙の新時代)に向かうことを。
800年ぶりの、風のサインでのグレートコンジャンクション期のスタートであり、
これからの140年間続くのです。
今は耐える時(山羊座は耐えるときにベストを尽くします)
乗り越える時。
サイクルの終盤は、いつでもとても、チャレンジングな時です。
新しいサイクルの始まりは、通常、素晴らしく、刺激的で、新しいもので満たされています。
新たなアイデア、そして、ニューリーダー。

金融占星術的、夏の動向分析

今年の残り、特に8/4から8/24までの星の配置を見て、以前に私たちは似た経験をしたことを思い起こされます。
それは、1960年代半ばに経験したこと。
アメリカの株価市場は1966年2月に、ダウが初めて1000ポイント達成し、最高高値更新したその年、抗議者集団と警官の闘争があり、その3~5年は市民は不安感に包まれました。
最高値から8か月後、市場は大きな下落に見舞われた。
株価の底入れからの脱出は、リチャードニクソンが1974年8月8日に辞任を決めるまでありませんでした。

ダウ株価指数は2020年2月中旬に、また市場最高値更新を記録しました。
(2月は最高値を出すのが好きです)
その後5週間後、株価は激しく下落しました。
しかし、また高値が来ました。
ナスダックが7月中旬、最高値更新。
大統領も、この株価に本当に価値があるのか、疑問に思ったのでしょうか、
”誰も私のことが好きではない、私の性格のせいだろう”と発言しましたね。

私の妻はドイツに住んでいるので、合うことができません。
アメリカと、ユーロ圏の行き来の禁止、旅行禁止規制が有るためです。
しかし、私たちはセルビアで会うことが出来ました。
セルビアとの往来は、両国とも禁止されていないからです。
セルビアはドイツよりも安全なの?
先ほど、私たちは今シュールな時代にいますと言いました?

旅行は木星が表すことがあり、木星が土星(制限)から離れ、山羊座(制限と禁止)から離れるのが、今年年末以降です。
抜け出す時がやってくるでしょう。

来週の市場に戻りましょう
8/4から8/24に、今年3回のうちの1回目
牡羊座火星と、山羊座のステリウムのスクエアです。

山羊座の木星・冥王星・土星に対する火星の絡みは
2020年3/20~3/31にコンジャンクションした時に始まっており
コロナヒステリー市場崩壊の最盛期に一致しています。
つまり、今回の8/4~24は、その繰り返しが起こる可能性大です。

市場参加者に警告サインです
マーケットは簡単にイライラを作り出します。
政治家や中央銀行が突発的で、対立を生むような、決定や行動をするからです。

トレーダーや投資家が知っておくべきこと
8月は危険信号が点灯している期間だと心得て。
この宇宙的嵐の中で、通貨や貴金属には好ましいかもしれない。

問題は、火星が9/8に逆行に入るため、これが1回目のスクエアであり、まだあと2回もあることです。
山羊座から見て、この興奮と刺激をどれだけ見過ごすことができるかです。
山羊座としては、自分の感情は自分でコントロールしたい。
おそらく他人の感情さえも。
周りの人に感情的にならないように願います。
自分自身の幸福や楽しみを大事にして、ストレスからは身を置くようにしてください。

今週のメッセージとして伝えたいのは次のことです。

8月の3週間は、非常に変動しやすく、10月の最初の3週間に再び繰り返される可能性があります。
火星の逆行に入るころ、9/9、10日も注意です。

これから先、希望もあります。
に木星と土星が合流し、山羊座を出たら、この宇宙的噴火活動は終わりになります。

8月の短期的目先には、楽しむこと希望への道も見えます。太陽と火星が獅子座と牡羊座という、火のエレメントにあり、その強力な兆候だからです。

さらに言えば、魚座の海王星と山羊座の土星も決定的な兆候で
8/22まで、4つの惑星がホーム(支配宮)にありますが、
惑星がホームにある時、肯定的なことが起きる、起こすことができる。

おそらくマーケットは何かしらのハッピーな物事を見つけることができるでしょう。
山羊ステリウムと火星のスクエアという、「心配の壁」を登る中で。

大統領も太陽が獅子座にくれば(アセンダントが獅子座なので)希望を見つけるかもしれません。
彼が地面からソードを見つけて振り回し始めても驚かないで(笑)
8月中旬、再び振り回し始めるかもしれませんので。
ヨギ・ベラが言うように”それが終わるまでは終わっていません”。

週刊金融占星術の記事について
優れたマーケットアナリストであり、卓越したアストロジャーであるレイモンドメリマンの無料週刊レポートをもとに週刊金融占星術の見通しを書いています。
内容はメリマンレポートに沿っていますが、自己流の意訳であり、そのままの訳ではありません。付け加えたり、削除している部分もあります。

マンデーン、ファイナンシャルアストロジーを知ること、及び、星の配置と、世相(政治・経済・市況)の関係を勉強する目的で書いています。

  参照 Merriman Market Analyst:https://www.mmacycles.com/

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